2023.03.15
// 3-6
洞窟性トビムシ
昆虫の中には洞窟性と付くものがいるらしい。たとえばトビムシはトビムシでも洞窟性のトビムシは目が退化し、体の色素も薄く、感覚毛で周囲の状況を把握するとかなんとか。ここまでの知識は全てうごめ紀というYoutubeチャンネルで知った。彼は駅地下内の側溝に流れる水の中から地下性の昆虫を探したり、冬虫夏草を探 […]
2023.03.15
// 3-6
昆虫の中には洞窟性と付くものがいるらしい。たとえばトビムシはトビムシでも洞窟性のトビムシは目が退化し、体の色素も薄く、感覚毛で周囲の状況を把握するとかなんとか。ここまでの知識は全てうごめ紀というYoutubeチャンネルで知った。彼は駅地下内の側溝に流れる水の中から地下性の昆虫を探したり、冬虫夏草を探 […]
2023.03.12
// 3-6
『リバーズ・エッジ』の山田が、川辺の草むらに転がっている死体を見ることで希望を感じるように。『トレジャーハンター・クミコ』のクミコが、映画「ファーゴ」の中で埋められた大金が実在すると信じ、全てを捨てて大金探しに現地へと向かったように。自己を自己足らしめるための媒介とするもの。あるいは自分につけられた […]
2023.03.12
// 3-6
夜、寝入る前、今日一日の自分の立ち振る舞いについて考える。 その時々の心のありようによって考えるポイントは違うが、いつも決まって行き着くのは「もうすこしうまくやれたんじゃないか」という自分に対する落胆だ。いつ頃からか、自分の行動や言動を後ろから厳しく監視する自分が、自分の中に同居するようになった。同 […]
2023.03.01
// 3-6
最近聴いているアルバム。 『Duster / Duster』スローテンポなロックで、まるで二日酔いで迎えた朝のよう。 『No Mans Land / Tommy Guerrero』静かにカッコいい。ライブに行った日のことを思い出す。10年前。 『Night Walker | Death Waltz […]
2023.02.25
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空っぽの自分と対峙するとき。コーヒーメーカーに置き忘れていた、煮詰まったコーヒーがなみなみと入ったガラスサーバー。春空の下、ちらつく雪。砕氷船が張り詰めた氷を砕きながらゆっくりと進んでいく。2匹の鹿が、寒林の霜立つ倒木の上に立ち、こちらをじっと見つめている。すれ違ってきた人たちの中に自分との共通点を […]
2023.02.18
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人人は広い野原の真中に、私を遠巻きに取り巻いた。恐ろしい人の群れで、何千人だか何万人だか分からない。風景も液体でできていて、放置したアイスクリームの盛り合わせみたいに、ただの色となって滴り落ちてしまいそうだった。小村はコーヒーに砂糖を少しだけ入れて、スプーンで静かにかきまわした。そして一口飲んだ。素 […]
2023.01.26
// 3-6
コンビニで買ったイカフライを食べながらこの文章を書いている。久しぶりにハードオフに寄ってレコードを漁った。知らない盤がぎちぎちに箱に詰め込まれた、とても幸せな風景。2時間滞在したのち、8枚のレコードを買って帰った。今はそのうちの一枚であるジェラルド・フィンジのレコードを聴いている。いつものごとく完全 […]
2023.01.22
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胃の中にあるもの ピーマンとハムとトマトを炒めたもの たこ焼き25個 焼きうどん 三ツ矢サイダー500ml 2本 饅頭 2個 コーヒー 5杯
2023.01.19
// 3-6
あたまで考えてたことをまとめた。ふぅ、すっきりした。
2023.01.18
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この道を多分1000回以上行き来している。その間に車は3回変わり、色んな人を隣に乗せた。きっと僕自身も、その1000回の間に色々と変わった。道路沿いの色んなお店が潰れて新しい店へと変わり、更に立ち行かなくなって、更地へと変わった。けれど、道だけは、その機能や役割が変わることはない。路面は擦り減り、舗 […]
2023.01.15
// 3-6
ベッドに横になりながら本を読む。仰向けになり、本を持った腕を天に向かって突き上げる姿勢で読んでいる。だんだんと指先の血の気が引き、ページを捲る動作が鈍くなる。これは良くないと思い、今度は横向きになってみるが、どうもしっくりこない。諦めてベッドから起き上がることにした。去年の12月10日に注文したPu […]
2023.01.14
// 3-6
ここ数日のあいだ、全く首が回らない。これは比喩ではなく文字通り寝違えたか姿勢の悪さが祟ったかで、首が全く動かせずにいる。ガス海老を探しに近所のスーパーへと立ち寄った。ガス海老はあったが、鮮度が不十分だったのかお刺身用ではなく唐揚げ用だった。ガス海老はよく北陸近辺で水揚げされる海老で、甘海老を一回り甘 […]
2022.12.18
// 3-6
霰が、けたたましい音を立てながら家中を叩いている。 孤独は、癒やすものでも埋めるものでもなく、向き合うものだと語ったのは誰だったか。不幸は、病めるものでも悔いるものでもなく、付き合うものだと語ったのは誰だったか。そんなことを考えながら卵を割ってフライパンに落とすと、小さな殻も一緒に落ちた。箸では上手 […]
2022.12.13
// 3-6
自分という一人の人間の輪郭を、ゆっくりと人差し指でなぞっていく。それはいつだって、出会ってきた人たち、通ってきた場所たち、重ねてきた会話たちによって形取られる。そうやってなぞってみてやっと、ああ、そうか、こういうかたちだったなと自分を再認識できる。追いきれない時間、情報、社会を追いかけているうちに自 […]
2022.11.29
// 3-6
人が作ったもので、放っておいてもそのままの姿でずっと続いてくれるものというのは、きっとない。僕が育った町で考えてみても、雑木林は埋め立てられてマンションに変わったし、公園の遊具は危険だということで、その殆どが撤去されてしまった。友人が住んでいた家も今は違う人が住んでいるし、僕が住んでいた家はそもそも […]
2022.11.12
// 3-6
「最近ハマってるものってなにかありますか?」と質問をされて、なんだろうと少し考えたのでメモする。まずパッと思いつくのが、堅揚げポテトにセブンイレブンで売っているバンガのスモークオイルサーディン チリを数切れのせ、オイルをかけて食べること。あとは、youtubeでシャキタ&S.O.ドドドさんの […]
2022.10.31
// 3-6
最近は貪るように歴史小説を読んでいる。吉村昭の『漂流』に始まり、熊谷達也の『邂逅の森』、遠藤周作の『沈黙』、三浦綾子の『塩狩峠』と数珠つなぎのように読み進めている。この作品達を通して強く感じるのが「信仰」の存在だ。それは仏であり、神であり、自然そのものだったりする。人智を越えた大いなる存在を信じ従う […]
2022.10.27
// 3-6
炎天下の熊本。僕は祖母に連れられて鶴屋デパートへとバスで向かっていた。ちょうど僕の誕生日が近く、何か誕生日プレゼントを買ってもらえることになっていた。祖母はバスを降りる際に何か手帳のようなものを運転手に見せ、お金を払わずに降りた。僕は祖母から受け取っていたお金を精算機に入れ、小さく頭を下げてバスを降 […]
2022.10.15
// 3-6
ひやりとした風が部屋の植物たちを揺らす。スマホの待受に表示された降水確率は、ここのところずっと0%を指している。半年以上枯れる気配のなかったルスカスの葉がここにきて少しずつだが退色し始めており、あんなにも枯れて欲しいと思っていた自分はどこへやら、今はもうちょっと枯れずにいてほしいなと自分勝手に願って […]
2022.10.05
// 3-6
最近会話をしていて、色々考えたあげく「難しいね」という一言で結んでしまうことが多々ある。「難しい」という言葉を口にした瞬間、自分が重ねた思考や思慮の軌跡が「難しい」という言葉が持つ意味の強さと単純さに絡め取られて消えてしまうような感覚を覚える。言葉にすれば「難しい」としか言いようがないが、頭の中では […]