2021.10.06
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シングルリピート
かれこれもう4日間くらい渋谷スクランブル交差点のライブカメラ映像を観ている。信号が赤になると人が行き交い、青になると車が行き交う。駆け足で渡る人。渡ったはいいけれど間違えたのか、また戻る人。渡らずに雑談する人。人を乗せるタクシー。眩しいくらいに光り輝く宣伝カー。現代における借景だなこれは、と一人関心 […]
2021.10.06
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かれこれもう4日間くらい渋谷スクランブル交差点のライブカメラ映像を観ている。信号が赤になると人が行き交い、青になると車が行き交う。駆け足で渡る人。渡ったはいいけれど間違えたのか、また戻る人。渡らずに雑談する人。人を乗せるタクシー。眩しいくらいに光り輝く宣伝カー。現代における借景だなこれは、と一人関心 […]
2021.09.28
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UIとは、利用者(ユーザー)と製品やサービスとの接点(インターフェイス)すべてのことを意味するそうだ。タイトルの「娯楽のUI」はNINTENDOのUI/UXチームがUI Crunchのカンファレンスの際にタイトルとして掲げたものだ。この「娯楽のUI」はゲームにおけるUIの設計思想や手法を語る上で用い […]
2021.09.19
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「娯楽」 一般に人間の心を楽しませ慰める活動をさす。したがって娯楽は、睡眠・食事・その他の生理的必需行動や労働・学業などの義務的行動の対極にあって、余暇時間のなかで行われることが多い。<中略>遊びは、生理的必需行動や労働・学業などの日常生活から離れて、報酬や損得や生産性を問題とせず、遊ぶこと自体を目 […]
2021.09.08
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今まで荒れ放題だった収納を綺麗に整えた。収納BOX類は無印とIKEAで揃えた。同じものが整然と並ぶ様は、見ていてとても気持ちが良い。 頻繁に出し入れするものはシルバートレイに置き、管理しやすいように。消耗品類は無印の鉄製のカゴに収納。頻繁に使わないが、使うときは一式必要なものはIKEAの大きめのBO […]
2021.09.01
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幸せなこと。 映画を観ながら寝落ちする。 お風呂上がりにアイロンをかけたTシャツを着る。 寝る前に香水をひとふり。 クマのぬいぐるみを抱きながら目を瞑る。 もちもちのお肌。 空腹時のサムライマック。 せっせとこしらえたプレイリストを流しながらドライブ。 ひと気のない深夜のサービスエリア。 ひんやりと […]
2021.08.21
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以前立ち寄ったお花屋さんにまた行きたくて、ずっとその機会を伺っていた。前に選んでもらったパイナップルリリィは、全く枯れることなく、数週間ものあいだ綺麗な姿を楽しませてくれた。枯れていないのに次の花を買いに行くのもなんか違うなという思いがあり、のんびりと待っていたら早1ヵ月近くが経っていた。 今回出迎 […]
2021.06.14
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朝方雨が降り、昼が過ぎて夏のような日差しと晴れ間。汗が首を伝って流れ、青鈍色のシャツの襟元に輪っか状の染みをつくった。今日の主役は草花に譲ろう。
2021.06.08
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インターネット黎明期によく見られた、htmlタグベタ打ちのホームページ。そしてそこに並ぶ、フィルターバブルが存在する前の、自らディグって収集・分析・編集されたエッジの効いた読み物。インターネットを彷徨っていると、たまにこういった過去の産物に出くわすことがある。その度に、この熱量はどこからやってきてい […]
2021.06.06
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風が気持ちよかったので、風の見える化をした。風が吹くたびに舞い上がるテープがとても楽しげで、ずっと眺めていた。風は時々流れる向きを変え、部屋の中から窓の外へ。テープは網戸にぴたりと張り付き、バタバタと苦しそうに音をたてた。夏の気配に包まれた土曜の昼下がり、空は高く、外からは子供の遊び声が聞こえた。
2021.05.29
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石川は曇りが多い。春夏秋冬一年を通していつだって曇っている。 スカッと晴れ渡った青空は、ガチャのSSRレベルでなかなか引くことができない。普段、見向きもされない曇り空だけど、曇りは曇りで良い面もある。晴れた曇り空の夕暮れ時、陽の光を真っ白な曇り空が地表全体に優しく拡散し、世界がなんともいえないぼわー […]
2021.05.28
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打ち合わせが思ったよりも早く終わったので、近くの森を少しだけ歩く。ここらへん一帯は急な斜面になっており、下の方からは水が流れる音が聞こえる。せせらぎまで降りていってみようと思ったが、歩きはじめて2分で道は行き止まりに。来た道を引き返そうと後ろを振り返ると、強い風が吹いた。今まで静かだった森が一斉に騒 […]
2021.05.27
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用途不明の虹色テープが、駐車場に置かれた注意書き看板の根本に括り付けられていた。それは写真では伝えられないのが悔しいくらい綺麗に輝いていて、写真を撮った後もしばらく眺めていた。暗い話や悲しい話は絶えることがないし避けることも難しいけれど、こうやって素敵だと感じるものを毎日少しずつ取り込んでいけば、そ […]
2021.05.13
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セブンイレブンでIQOSといつもの珈琲を買うとお会計が777円になる 寝る前に香水をふりかけて匂いを嗅ぐ お肉が上手に焼けたとき 食事をしたあとの一服 外出する予定が無い時の雨 夜に降る雨 amazonの梱包がダンボールじゃなくて紙袋だったとき ハイボールをコンビニで売っている氷で作る 排水溝サラダ […]
2021.05.01
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この部屋は動いている。だいたい時速1,700kmくらいのスピードで。 私と言えば、部屋の柱にしがみついて立っているのがやっとで、とてもこの部屋から出られそうにない。こんな目にも留まらぬスピードで世界は動いているというのに、皆、何食わぬ顔で外を出歩いているではないか。私にはとてもとても真似できそうにな […]
2021.04.17
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朝は全ての物事が鈍く、夜は全ての物事が鋭すぎる。残り物のホットケーキにありったけのいちごジャムをのせて口に頬張る。電話はなんの前触れもなく自分の時間に割り入ってくるから嫌いだ。その癖ごめんのひとつも言いやしない。Troye Sivanの新譜をspotifyで聴きながら、Discordのボイスチャット […]
2021.03.28
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グリーンカッパーのインナーカラー。大俵ハンバーグにサラダバーをセットでつける。明滅する赤信号。ゆっくりと降ろされる踏切の遮断棒。床に散らばった使い捨て手袋。服についた煙草の匂い。42度に保たれた湯船からは今も湯気が立っている。割り切れない勘定を多めに払い、割引クーポンをしっかりと受け取る。昨晩飲みき […]
2021.03.11
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『トレジャーハンタークミコ』を観た。傍から見れば空想の世界を盲信し、それこそが自分の現実だと思い込もうとしている現実逃避者にしか見えないが、彼女が社会にうまく馴染めない様をみていると、とても他人事には思えず、終始憂鬱な気持ちで物語を追っていた。菊地凛子は本当にこういう役がハマる役者だなと再認識。 『 […]
2021.03.04
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人類の唯一の生き残りであるホモ・サピエンス。もし、ホモ・ネアンデルタールが生き残っていたらどうなっていただろうか。なんてことを考える。 やっぱり争っていたんだろうか。そして、その代わりにホモ・サピエンス同士の争いが起こらない世界だったんだろうか。もしかしたら国家の成り立ちすら、今とは違った形になった […]
2021.03.03
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トム・ウェイツの『Rain Dogs』を聴きながら、エドワードホッパーの『Nighthawks』に想いを馳せる。『Nighthawks』は、深夜の人気のない食堂に特に会話もなく佇むカップルと、そこから距離をとり背を向けて一人座っている男が描かれた、エドワード・ホッパーの代表作だ。この絵を観る時、僕は […]
2021.02.27
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土曜の心地よい昼過ぎの日だまり。部屋の床に散らかった毛がキラキラと輝いている。 「なあ、抜け毛。おまえいったいどこから抜けたんだい」 返事はない。 「なあ、抜け毛。つい先日掃除機をかけたんだが、おまえいったいいつごろ抜けたんだい」 もちろん、返事はない。 つけっぱなしのパソコンのディスプレイではin […]