なにかとなにかをつなぐもの

夢を見た。日本のどこだか分からない場所で僕とあと二人、女一人と男一人の計3人でドライブをしていた。この時期になると日本と韓国が地続きになるらしく、僕はちょうどその国境にいた。雨が降ってきたので、雨宿りのためにマックに駆け込んだ。皆考えることは同じで、店内には注文を待つお客で長蛇の列が出来ていた。列の中で渡されたメニューは日本語韓国語どちらも併記されており、見た目では分からないが、列についているお客も色んな国籍が入り混じっていた。雨で上がった湿度に加え、密集した人々の熱気で眼鏡が何度か曇った。店内のカウンターは僕が知っているマックとは大きく異なっており、なぜかブレードランナー冒頭の屋台のセットそのままになっていた。マックの紙袋を手に外に出る。雨に濡れても寒さは感じず、肌を打つ雨の感触がとても心地よかった。

「韓国に帰るよ」と連れの男が言った。またこの時期、ここで会おうと約束した。いつの間にか女もいなくなり、僕一人だけが残された。遠くで救急車の音が聞こえる。それは段々とこちらに近づいてきており、辺りを見渡したところで目が覚める。ベッドの中、夢うつつでいると、しばらくして救急車がまた音を立て、走り去っていった。

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