2020.08.25
// OUTDOOR
anima
川辺に座り込み、ずっと流れを眺めていると、だんだん水面と地面の境目があやふやになり、とても大きな生き物が岩と岩の間で蠢いているように見えてくる。 その生き物は見る角度によって自らの色を変え、周囲の光景を取り込みながら下流へと移動していく...
2020.08.25
// OUTDOOR
川辺に座り込み、ずっと流れを眺めていると、だんだん水面と地面の境目があやふやになり、とても大きな生き物が岩と岩の間で蠢いているように見えてくる。 その生き物は見る角度によって自らの色を変え、周囲の光景を取り込みながら下流へと移動していく...
2020.08.20
// OUTDOOR
数年ぶりに訪れたお墓は、数年前と何も変わっていなかった。また、来ます。 ...
2020.08.17
// OUTDOOR
夢を見た。僕はまだ小学生で、風邪をひいて寝込んでいる。外はもう暗く、雨が降っていた。祖父からの電話が鳴る。...
2020.04.02
// OUTDOOR
© Google Earth 僕がまだ小さかった頃、当時住んでいた家と、通っていた小学校を直線距離で結んだその間に鬱蒼と生い茂る雑木林があった。僕の通学路はこの雑木林を丁寧に迂回するかたちで線が引かれており、幼心に「この雑木林を通ったら、あっという間に学校に着けるのに」と思っていた。 ...
2019.07.30
// OUTDOOR
初めてのFujiRock。 初めての体験というのは、創作意欲を刺激するわけで。 雨の中、ビビットに輝く照明と、腹にドカンと響く音響がとても印象的で。 あの感じを残しておきたく、ここに2枚の備忘録的artworkを置いておく。 逃げ出したくなるほど大雨に降られ...
2019.05.27
// OUTDOOR
僕らの目に映る景色というのは、おおよそ等しい。故に、人と人とのコミュニケーションが成り立っている。様々な種類の木々が生い茂り、太陽の日差しが木々の隙間を縫って山道を照らしている。「ああ、綺麗だな…」と心の底から思う。ここでふと、一つの疑問が脳裏に過る。……いったい何が綺麗なんだろうか?僕は...
2019.05.20
// OUTDOOR
前回はこちら 焼岳南峰頂上までの道のりは直登となる。雪の斜面を、アイゼン付きの登山靴で一歩ずつ強く踏みしめながら登る。雪がシャーベット状の斜面では1歩登っては雪が崩れ、3歩分滑り落ちるときもあった。登り進めるに連れ、次第に軽快さが失われていき、1歩1歩なんとか気力を振り絞りながら前へ...
2019.05.08
// OUTDOOR
「ここから先は、君一人で行ってきなさい。私はここで待っているから。」一回りも二回りも歳が違う山登りの師が、携えていたピッケルを雪に刺し、小さくかがみ込んでから、僕にそう言った。ちょうどここは、新中の湯ルートを2時間半ほど行ったところにある開けた場所で、これから登る焼岳南峰頂上付近はガスに包...