休日は早起きをする。平日は絶対に起きたくないような、６時とか７時とか。最近梅雨入りしたせいか、朝起きたときの爽やかさが少し薄れてしまったが、それでも鳥は変わらずピーチク元気に鳴くし、朝、通学する小学生たちの賑やかな声はあいも変わらずだ。作業部屋に置いていた植物たちをベランダに移してからというもの、植物たちがとても元気そうに見える。元気な植物。元気な人。元気な空。元気な川。そういう元気さを自分に少しずつ取り込むために、朝、散歩をする。特別朝は元気をよく見つけることができる気がする。おはようから始まり、おやすみで終わる一日の中で、せっせとこしらえた小さな元気玉。それは丁寧に磨かれた泥だんごのように、光を受けて優しく輝いている。