2022.04.18
// OUTDOOR
夜鷹の山
遠くから聞こえる夜鷹の鳴き声。パチパチ弾ける焚き火の音。人っ子ひとりいない山奥に響き渡る5人の話し声。杉の枝が折れ落ちる音。生き物の足音。一定の感覚でバチ...
2022.04.18
// OUTDOOR
遠くから聞こえる夜鷹の鳴き声。パチパチ弾ける焚き火の音。人っ子ひとりいない山奥に響き渡る5人の話し声。杉の枝が折れ落ちる音。生き物の足音。一定の感覚でバチ...
2022.04.15
// TOOLS
数多くあるジブリ作品の食事シーンの中でも、とりわけて好きなのが『もののけ姫』の、アシタカがジコ坊に自分が持っている朱色の椀を渡し味噌雑炊を装ってもらうシーンだ。山奥で野宿をしながら、焚き火に焚べた大きな鉄釜で雑炊を作り、そこに笹で包んだ味噌を溶いている様は、山行における食事の原風景...
2022.04.12
// GRAPHIC
夕焼けと朝焼けの違いってなんなんだろうなって思いながら作っていた。きっとインターネットで検索をかければ、ものの数分で解決するんだろうけれど検索はしないでおこうと思う。自分の目で見比べて、自分なりの発見をしてみたい。 ...
2022.04.11
// 3-6
以前水槽があったところには、コーヒーメーカーや収納BOXなどが隙間を埋めるように置かれている。以前水槽があったころには、金魚が2匹泳いでいた。最後まで性別が分からなかったが、3年以上を一緒に過ごした。亡くなった金魚はみんな桜の木の根本に埋めた。今、その桜は満開を迎えている。時間は一定の速度...
2022.04.10
// 3-6
ダンボールに占領されていた部屋を片付ける。よくもまあこんなに物を買ったなと自分の行いに憂いつつもせっせとダンちゃんを使ってバラしていく。自分が乗っているSUVの後部座席を倒してやっと、全てのダンボールを車に積むことができた。若干まだ荷物が残ってはいるものの、以前と比べてかなり広々とした6畳...
2022.04.08
// 3-6
当たり前の話だけれど、時間をかける料理は時間をかけられるときにしか作ることができない。そういう時にしか聴けない音楽もあるし、観ることができない映画がある。生活はぴったりと感情に寄り添う形でついてくる。 野菜を気の済むまで細かく刻んだ。刻んだ野菜を気の済むまで炒め、コンソメやトマトのホ...
2022.04.08
// 3-6
アレック・ソスは写真を撮る際、事前に撮りたいもの(見つけたいもの)をメモ紙にリストアップし、そのメモ紙を常に持ち歩いて撮影を行っているらしい。偶然の神様に頼るだけではなく、自ら探す視点を持った上で写真を撮るというのは今までやったことがなかったなと思い、僕も真似をしてみた。アレック・ソスのよ...
2022.04.07
// OUTDOOR
今日も今日とて行き帰り 振り向き返れば杜の沢とかなんとか言っちゃったり。 ...
2022.04.03
// OUTDOOR
木の正面に立ち、じぃっと見ていると人を見る時のような個性が浮かび上がってくる。照れ屋な木。堂々とした木。今にも駆け出しそうな木。遠くを見つめる木。貫禄のある木。色んな木がある。次来る頃には、きっと同じ姿を見つけることは出来ないだろうと...
2022.04.03
// TOOLS
ウルトラライトハイキングでは、ありとあらゆる道具の重量を限界まで切り詰めていく。食料は封を切り中身をまとめてジップロックに詰め込むし、ずっと同じ服を着たまま山の上で数日過ごすことも珍しくはない。そうやって切り詰めて軽くなった分、山行時の足取りも軽快になるし、軽快さは行動に自由、心に余裕を与...
2022.03.23
// 3-6
牛すじを1kg買った。ラムネを1kg買った。アルコールストーブを買った。カメラのレンズを買った。久しぶりに8時に起きて仕事をした。リップクリームのつけ比べをした。唇がベタベタになった。花瓶のお花が咲いた。花の名前は分からない。陰翳礼讃を読んだ。荒野のおおかみを読んだ。「生きてる?」と連絡を...
2022.03.21
// 3-6
枯れかけの草花がもつ独特の色気。錆びかけのカミソリが一番よく切れると、誰かが歌っていた。書きかけの謝罪文はネットから拾ってきたテンプレートを継ぎ接ぎして拵えた紛い物だ。宛名は未だ”○○○”のまま、テキストカーソルが文字の入力を待って、チカチカと明滅している。まだ小さかった頃、誰かに...
2022.03.11
// 3-6
遠くからやってきた。誰も知らない地平線の向こうから。冷蔵庫には食べかけの惣菜と、賞味期限の切れた牛乳がしまってある。3日ぶりに髭を剃る。剃り方をすっかり忘れてしまった手が、危ない足取りで頬をなぞる。血がにじむ。熱いシャワーが傷口にしみる。地点Aと地点Bの間を行ったり来たりするうちに、自分が...
2022.02.27
// 3-6
心が色々なところに行ったり来たりしていると、それに伴って手を動かす時間も長くなる。手を動かす時間が長いと、色々なところにまた心が出かけていく。 小さかった頃の自分。学生時代の自分。社会に出てからの自分。昨日の自分。全ては自分という認知を1本通すことで一纏めにし、自分という一人の存在を...
2022.02.26
// GRAPHIC
#abst 220226 Photographic Objects = 写真概念の拡張により生まれるもの。写真とは対象を参照・入力し技術的変換を行い出力するもの。写真とは装置と人間が組み合わさることで新しい記号(コード)を作る行為。 自分がモヤモヤとなんとなく考えていたことに、言葉を与...
2022.02.12
// OUTDOOR
仕事が忙しいときほど、海へ行く。心に余裕がないときほど、海へ行く。自分の機嫌を自分で取れる人でありたいと思う。また、そうじゃない人に対して寛容でありたいと誓う。明日は今日よりも少しだけ良い一日だったらいいなと願...
2022.01.30
// GRAPHIC
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2022.01.21
// TOOLS
『ある一生』 ローベルト・ぜーターラー著 静かな物語を読んだ。険しい雪山の麓に一人暮らしている、足が不自由な男の小さな一生。生涯の中で何かを掴み、手放し、失い、与えられた男の一生。彼はそのお世辞にも恵まれているとは言えない生涯を「決して悪くはなかった人生だ」と回想する。僕は物語の中で彼と共に...
2022.01.13
// GRAPHIC
ワンダーフェスティバル2022Wに「DICKY」と、新作である「MANKY」(未塗装未処理)を出品します。卓番は8-13-10、ディーラー名は「上ハラ」です。ただ、東京のコロナ感染者数増加のこともあるので、正直開催されるかどうかかなり懐疑的です。出せたら良いなくらいに現状は考えていますが、...
2022.01.10
// OUTDOOR
2時間かけて能登半島の先っぽに行き、1時間かけて海面をずっと眺めていた。 ...