2022.12.18
// 3-6
卵の殻
霰が、けたたましい音を立てながら家中を叩いている。 孤独は、癒やすものでも埋めるものでもなく、向き合うものだと語ったのは誰だったか。不幸は、病めるものでも悔いるものでもなく、付き合うものだと語ったのは誰だったか。そんなことを考えながら卵を割ってフライパンに落とすと、小さな殻も一緒に落ちた。箸では上手 […]
2022.12.18
// 3-6
霰が、けたたましい音を立てながら家中を叩いている。 孤独は、癒やすものでも埋めるものでもなく、向き合うものだと語ったのは誰だったか。不幸は、病めるものでも悔いるものでもなく、付き合うものだと語ったのは誰だったか。そんなことを考えながら卵を割ってフライパンに落とすと、小さな殻も一緒に落ちた。箸では上手 […]
2022.12.13
// GRAPHIC
蟹 Remixです。
2022.12.13
// 3-6
自分という一人の人間の輪郭を、ゆっくりと人差し指でなぞっていく。それはいつだって、出会ってきた人たち、通ってきた場所たち、重ねてきた会話たちによって形取られる。そうやってなぞってみてやっと、ああ、そうか、こういうかたちだったなと自分を再認識できる。追いきれない時間、情報、社会を追いかけているうちに自 […]
2022.12.11
// GRAPHIC
蟹です。
2022.12.10
// TOOLS
いつからか、木彫りの熊を集めるようになった。正確には熊という生き物に対して不思議な縁を感じ、その結果、熊の形をとったものを集めるようになったというのが正しいかもしれない。その縁の始まりは「山を登っているときに常に熊の気配を感じるから」だったかもしれないし、自分が「熊本出身だから」かもしれないし、なに […]
2022.11.29
// 3-6
人が作ったもので、放っておいてもそのままの姿でずっと続いてくれるものというのは、きっとない。僕が育った町で考えてみても、雑木林は埋め立てられてマンションに変わったし、公園の遊具は危険だということで、その殆どが撤去されてしまった。友人が住んでいた家も今は違う人が住んでいるし、僕が住んでいた家はそもそも […]
2022.11.24
// TOOLS
サングラスにもなる眼鏡が欲しくて買った。なお、本来想定していたドライブ中のサングラス化は、車のフロントガラスが紫外線カットガラスだったおかげで達成できなかった模様。 KNIPEXの小型プライヤー。とても小さくてプライヤーとしては軽い。物がとてもかっこいいので無駄に東京出張にも持っていった。旅先のホテ […]
2022.11.22
// TOOLS
『ポケットモンスター スカーレット』を買った。ポケモンをプレイするのは金銀以来のことだから、20年ぶりにポケモンの世界に帰ってきたことになる。ポケモンの世界はドット絵モノカラーから、フル3Dフルカラーの世界に様変わりし、ポケモンたちは自由に野原を駆け回っていた。目の前に広がるポケモンの世界に心の底か […]
2022.11.12
// 3-6
「最近ハマってるものってなにかありますか?」と質問をされて、なんだろうと少し考えたのでメモする。まずパッと思いつくのが、堅揚げポテトにセブンイレブンで売っているバンガのスモークオイルサーディン チリを数切れのせ、オイルをかけて食べること。あとは、youtubeでシャキタ&S.O.ドドドさんの […]
2022.11.10
// OUTDOOR
何か書こうと思っていたんだけれど、写真を貼っつけていたらMPを使い果たしたので一言だけ。2泊3日で東京に行ってきました。
2022.10.31
// 3-6
最近は貪るように歴史小説を読んでいる。吉村昭の『漂流』に始まり、熊谷達也の『邂逅の森』、遠藤周作の『沈黙』、三浦綾子の『塩狩峠』と数珠つなぎのように読み進めている。この作品達を通して強く感じるのが「信仰」の存在だ。それは仏であり、神であり、自然そのものだったりする。人智を越えた大いなる存在を信じ従う […]
2022.10.29
// TOOLS
つい数年前までは食べさしのお菓子の袋を封する時、決まって使ったのは輪ゴムだった。紙製の箱から輪ゴムを取り出すと劣化した輪ゴムが2つくっついていたり、あるいはお菓子の袋に輪ゴムをかけた途端切れてどっかに飛んでいってしまうのは日常茶飯事だった。もしかすると僕の管理状態が悪いのが原因だったのかもしれないし […]
2022.10.27
// 3-6
炎天下の熊本。僕は祖母に連れられて鶴屋デパートへとバスで向かっていた。ちょうど僕の誕生日が近く、何か誕生日プレゼントを買ってもらえることになっていた。祖母はバスを降りる際に何か手帳のようなものを運転手に見せ、お金を払わずに降りた。僕は祖母から受け取っていたお金を精算機に入れ、小さく頭を下げてバスを降 […]
2022.10.23
// OUTDOOR
Twitterのトレンド欄にてオリオン座流星群が21日にピークを迎えるというのを見かけて、その日の夜にオリオン座流星群を見に海まで出かけた。思いの外海岸線の街灯が明るく、結局流星を見つけることはできなかった。目を凝らして夜空を眺めたのは本当に久しぶりのことで、お目当ての流星は見えなかったけれど、それ […]
2022.10.22
// TOOLS
最近はベランダに焚き火台を持ってきて、斧と鋸を使って薪を小さく割りながら、一人焚き火を楽しんでいる。ここ数年全くベランダを使ってなかったので、自分なりのベランダでの楽しみ方を見つけられたことが嬉しくて、心の中で小さくガッツポーズをした。煤がついた薬缶はとても格好が良く、自分の道具として手に馴染んでい […]
2022.10.16
// OUTDOOR
自分にとっての大人の定義とは、仕事ができるでもなく、お金を稼いでるでもなく、頼りがいがあるでもなく、何よりも自分の機嫌を自分でとれることだと思っている。裏を返すと自分の機嫌を間接的であれ直接的であれ周囲の人間にとらせてしまうことは、正直大人げないなと思ってしまう。 というわけで、海に行ってきた。石川 […]
2022.10.15
// 3-6
ひやりとした風が部屋の植物たちを揺らす。スマホの待受に表示された降水確率は、ここのところずっと0%を指している。半年以上枯れる気配のなかったルスカスの葉がここにきて少しずつだが退色し始めており、あんなにも枯れて欲しいと思っていた自分はどこへやら、今はもうちょっと枯れずにいてほしいなと自分勝手に願って […]
2022.10.10
// TOOLS
登山に行く時、必ず携帯しなければ行けない道具の一つに、ライトがある。日が沈み、暗くなってからテント内で食事を摂る時、日の出前、暗い中山頂目指して行動する時、ライトが必要となる。とはいえ頻繁に使うものでもないので重量をなるべく切り詰めるためにヘッドライトの中でもかなり軽い部類であるPetzlのBind […]
2022.10.10
// GRAPHIC
どこをどう切り取るか。フレーミングによって変わる景色。現実世界の物に解像度という概念はないのでどこまでも寄って見ることができるし、また、寄って見ることで物の表情は大きく変化する。自分が作っているデジタルな物にもそういう特性を持たせたくて可能な限り高解像度でレンダリングをかけることになるのだが、GPU […]
2022.10.05
// 3-6
最近会話をしていて、色々考えたあげく「難しいね」という一言で結んでしまうことが多々ある。「難しい」という言葉を口にした瞬間、自分が重ねた思考や思慮の軌跡が「難しい」という言葉が持つ意味の強さと単純さに絡め取られて消えてしまうような感覚を覚える。言葉にすれば「難しい」としか言いようがないが、頭の中では […]