Funny Fanny Pack

登山をするようになり、山行中頻繁に使う道具を携帯するためのカバンが必要となった。サコッシュも試したが、長時間使用すると肩が擦れて痛くなった。最終的に僕が行き着いたのがFannyPack(ファニーパック)。一昔前はウエストバッグ、ウエストポーチなどと呼ばれていた携帯鞄だ。日常生活と登山活動であまり道具や衣服を切り分けたくない想いが元々強く、どちらのシチェーションでも使えるファニーパックをずっと模索していた。結論、現状はMatadorのFreerain Hip Packに落ち着いている。

以下に今まで使ってきたファニーパック遍歴を記す。

Air Hip Wing / GRANITE GEAR

初めて買ったザックがGRANITE GEARのBLAZE AC60だった。そこから同じGRANITE GEARのサコッシュを使ったりスタッフサックを使ったり、何かとGRANITE GEARには縁があり、そのこともあってまず試したのはGRANITE GEARのファニーパックであるAir Hip Wingだった。重量は66gとかなり軽量。作りはシルナイロン製の筒状をしており若干チープ。容量は1.4Lで、スマホ・鍵・財布など最低限の荷物を入れるのであればこれで必要十分。実際長い期間エアヒップウィングを使っていた。オーバーサイズの服を着ているときは、このファニーパックを腰につけていてもほとんど目立たない。

WaistBelt 6 / OMM

トレランのOMMならではの装着感と大容量に惹かれて購入した、次のファニーパック。OMMのWaistBelt 6は容量が6LとAir Hip Wingの4倍。普段持ち歩く携帯小物に加え、大きめのレンズを装着した一眼レフも余裕で入る。ザックを背負った状態でWaistBelt 6を装着するのは若干厳しく、山と道のminiであればギリギリ許容できるレベルだった。今はカメラを持って長時間散策するときにWaistBelt 6を使っている。元々これだけを装着した状態でのトレランを想定していることもあり、ボトルホルダーやウェアを留めておけるバンジーコードがあるので散策にとても向いている。

Freerain Hip Pack / Matador

街でも山でも使えて、コンパクトで、かつ一眼レフも入る。この条件にバッチリとハマったのがMatadorのFreerain Hip Packだ。容量は2Lで防水かつパッカブル。このファニーパックが非常に優れている点は2点。まず1点目はメインコンパートメントの開閉がロールトップ式だというところ。ロールトップできることによりファニーパックに入れた物の量に合わせてファニーパック自体のサイズを可変させることができる。カメラを入れていないときはギリギリまでロールしたうえでコンパクトにまとめることが可能。普段はジッパーは閉めずにロールトップした上蓋をベルトで留めるだけにしており、そのおかげで中身を取り出しやすい。2点目に優れている点はファニーパックの側面にコンプレッションストラップがあり、これを引くことで体にピッタリとファニーパックを沿わせることが可能だということ。ベルトの締め付けだけでは歩行時にファニーパックの揺れを抑えることができず、地味に不快だった。雨中の山行時、Freerain Hip Packにカメラを入れコンプレッションストラップを引くことでかなり快適に登ることができたという体験が、Freerain Hip Packの価値を揺るぎないものにした。

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