バックヤード

東京出張の帰りに横川SAで購入した達磨が鎮座

部屋に平積みされていたDVDやblu-rayが限界を迎え、いよいよ足の踏み場が無くなってきたので、壁に棚を増設した。IKEAのLACK(ウォールシェルフ)を4枚購入し、繋げて縦に2段で配置することで横長クソデカ棚になるよう設えた。床に散らばっていたディスクたちを全て棚に並べると、これがなかなか壮観だった。上から1段目は小物などをジャンルごとにまとめた収納ボックス(これもIKEAのUPPSNOFSAD超おすすめ)専用の棚とし、2段目はDVD・blu-ray専用の棚とした。壁が石膏ボード&クロスだったので、木の柱があるところを調べて取付金具を設置したけど、やはり乗せる物の重量がぼちぼちあるせいか傾いてきたので、急遽支柱を追加した。IKEA純正のものでもよかったのだけど、ちょっとまとまりが良すぎるので、ホームセンターでガス管や排水管用の金具を購入し組み合わせたうえで支柱とした。部屋を作っていく過程でバックヤードっぽいなと思ったので、テーマはレンタルビデオショップのバックヤードとした。ニコラス・ウィンディング・レフン監督の『ブリーダー』のあの感じがイメージ。

『BLEEDER』/ 1999年
監督・脚本:ニコラス・ウィンディング・レフン

物や箱で溢れかえっていつつも秩序があり、知らない人間がその空間に入ると何がなんだかさっぱり分からず雑然としているという印象しか感じないが、唯一その空間の主だけは最大限機能性や利便性を発揮できるような空間がバックヤードだと思っている。こう書きながら「そうか、バックヤードか」と膝を打った。高校生の頃バイトをしてた100均のバックヤード。スターバックスのバックスヤード。TSUTAYAのバックヤード。どれも好きだったなと思い出している。検品してそのままになっているダンボール。在庫。伝票。ひんやりとした空気。人の動線が制限されているからこそ、人の軌跡がはっきりと見て取れる。

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