夢中霧中の北アルプス


この夏の北アルプスは、終始ガスに包まれながらの山行だった。

ガスは確かにピークや遠くに見えるはずの山々を隠してしまうが、
ガスがあることで風景をとても立体的に感じることができる。

この神秘的な風景は、写真よりも実際にその目で体験するのが一番良い。
刻々と変わる山の表情。肌で感じるひやりとした空気。


あんなに掻いていた不快な汗もあっという間に引いてしまい、
少し肌寒くなってpatagoniaのウインドブレーカーを羽織る。

風が吹かない森林帯を抜け、森林限界を超え、
稜線に出たときのあの清々しさを、今この記事を書きながら思い出している。


山に登るたびに、行きたい場所ややりたいことが増えていく。
次は西穂高をきちんと登ってみたい。

少しずつ経験値を重ねていこう。

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