/ 2019.10.31 /
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ドーパミンと味のなくなったガム
ドーパミンは、運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習などに関わる。<中略>中脳皮質系ドーパミン神経は、とくに前頭葉に分布するものが報酬系などに関与し、意欲、動機、学習などに重要な役割を担っていると言われている。新しい知識が長期記憶として貯蔵される際、ドーパミンなどの脳内化学物質が必要になる。
「ドーパミン」/ Wikipadia より引用
猿が自分でなにかしたとき(例えば食べ物を口に運ぶ)に反応する神経線維が、同じ行動を他の者がとっているのを見ているときにも活動しているのだ。
その後の研究で、人間も同じ反応をすることが確認された。<中略>脳科学者たちはこの現象を、前運動野にある“ミラーニューロン”という神経繊維群の存在の証拠だと考えている。
『のめり込ませる技術 – 誰が物語を操るのか』 フランクローズ=著/島内哲郎=訳 より引用
「例えば動物が餌を探索しているときにドーパミンはとても活発に放出されるのです」。<中略>「しかし、餌を発見して食べるときには、ドーパミンの反応はない。ゴールを獲得することではなくて、ゴールを探す行動こそ、ドーパミン反応を促すというわけです」。
『のめり込ませる技術 – 誰が物語を操るのか』 フランクローズ=著/島内哲郎=訳 より引用
「辛い思い出」は、思い出すだけで辛さが蘇るのに、
「幸せな思い出」は、思い出しても幸せを感じないのは何故だろう。
ドーパミンはガムのようなもので、噛めば噛むほど味気なくなる。
結局の所、新しいガムを探し続けなければならない。
ニューロンは基本的特色で2つに分けられる。ひとつは興奮性ニューロンで、情報を隣の細胞に伝える役目を果たす。もうひとつは抑制性ニューロンで、興奮性ニューロンが発火するのをゆっくりにするか、やめさせる働きをする。ローズヒップ・ニューロンは後者で、その生理機能を見ると極めて強力な「流れを止めるもの」であると思われる。
「ヒトの脳に固有の「ローズヒップ・ニューロン」は、こうして発見された」 / WIRED より引用
「2つの海馬の断片をすぐそばに置くだけでニューロンの活動が伝達」
とりわけ研究チームを驚かせたのは、脳組織が切断されていてもこの”波”が伝播した点だ。2つの海馬の断片をすぐそばに置くだけでニューロンの活動が伝達された。<中略>マウスの海馬で認められたエファシス結合がヒトの脳でも起こっているのかについてもさらなる研究が必要だ。
「脳組織は切断されても情報伝達できる」:ニューロンの新しい情報伝達方法発見 / Newsweek より引用
『タクシードライバー』を久しぶりに観る。 タクシー越しに街並みを写すカットが何度見ても秀逸。 鬱屈した20代、何かに挫折した30代。いつみても患部に沁みてヒリヒリとする作品。
『ブロークバック・マウンテン』をようやく観る。 10年越しにやっと観ることができた。いつでも観ようと思えば観ることができる環境だったのに、観る勇気がなかなか湧いてこず、ここまで来た。たったの2時間14分。男の悲痛な生涯を脳みそにガリガリと刻み付けられる。見終わる頃には、大きな喪失を感じていた。物語の持つ力は計り知れない。
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