#abst 220603

このシリーズの作品を作っているときは、いつもタイムプールのことを思い出す。重さの違う記憶(時間)たちがゆっくりと漂いながら静かにプールの底へと沈殿していく。そして、記憶が沈殿したプールをかき混ぜるとき、過去の時間(記憶)が全て一つに溶け合い混ざる。そのプールの際に立って水面を眺めたとき、目に映る光景。どこか綺麗で、どこか奇妙で、きっと心を掴んで離さないであろうその光景。

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