/ 2020.09.22 / 3-6 / 適切な弛度 現在と未来の間に架けられた導線の適切な弛度を求める。ぴんっと張りすぎては小さな負荷に耐えられず、些細な変化で簡単に切れてしまう。アソビは大事なんだと、窓越しに揺れている電線に教えられる。網戸に張り付いていたカメムシは、いつのまにか姿を消していた。遠くでサイレンが聞こえる。誰か、運ばれているのだろうか。Airpodsのバッテリーが切れる。世界の音が遠くなる。脈打つ音が体の中でこだまする。切った爪の切れ端を踏む。空気が澄んでいる。今は遠くまで見渡せる。