戸室山ハイク 雪山編 その1

早朝、あまりの寒さに目が覚める。

寝室のカーテン越しに外の公園を眺めると、
昨日までの景色が嘘のように辺り一面の雪景色。

ようやく石川にも本格的な冬の到来である。

◆◆◆

お気に入りのザック<山と道mini2>に荷物をせっせと詰め込み、
つい先週に登ったばかりの戸室山へと向かう。
初めての低山スノーハイク。
雪をこんなに嬉しく感じるのは小学校の頃以来だ。

今回は雪山(氷点下)の中で自分の持っている装備が
どれくらいいけるのかをテストしたいと思っている。
今日の装備は以下の通り。

<上>
・ヒートテック(UNIQLO)
・白シャツ(UNIQLO)
・インナーダウン(ライトヒートジャケット/THE NORTH FACE)
・ソフトシェル(フーディニジャケット/patagonia)
・レインジャケット(OMM Kamleika Race Jacket2 /OMM)

<下>
・山タイツ(メーカー忘れた)
・ハイキングパンツ(M’s Action Twill Pants / HOUDINI)
・レインパンツ(BONATTI WP PANT / SALOMON)

<その他>
・アイゼン(いただきもの/メーカー不明)
・靴(FUJIYAMA / zamberlan)

停滞時のことを考え、念のためにrabの極厚ダウンジャケットと
nangaのダウンパンツもザックにねじ込み、足早に家を出発。

◆◆◆

山側環状線から医王山方面へと進んでいくと、
景色がどんどん真っ白になっていく。
キゴ山が近づくにつれて、車の数が増え始める。
医王山スキー場にウインタースポーツを楽しみにきた人達で
道中の駐車場は溢れかえっていた。
駐車場の一角に車を止めて、ザックを下ろす。
路面の雪は多くの人に踏み固められ、日光がキラキラと反射している。
登山靴だけではツルツルと滑ってまともに歩けないので、アイゼンを履く。

こんなところでアイゼンを履いてザックを背負っているのは
周りを見渡しても自分一人なので、少し照れながら戸室山登山口へと歩き始める。

◆◆◆

登山口までの数十メートル誰一人歩いた形跡はない。
踏み跡は0なので、60cm程積もった雪の中を小股で少しずつ道を作りながら歩いていく。
スノーシューがあればこんな苦労もないのだろう。

IMG_1043

先週みた階段とは全く表情が変わっており、
荘厳な景色に心を奪われる。
ここまでのラッセルもあり、休憩もかねてぼぅっと上を眺めていると、
白いうさぎが鳥居の横の藪から顔を出す。
しばらく目が合い、カメラをそっと構え再度目を戻すとすでに姿を消していた。

<続きます>

Index
Prev
Next