/ 2022.01.21 / TOOLS / ある一生 『ある一生』 ローベルト・ぜーターラー著 静かな物語を読んだ。険しい雪山の麓に一人暮らしている、足が不自由な男の小さな一生。生涯の中で何かを掴み、手放し、失い、与えられた男の一生。彼はそのお世辞にも恵まれているとは言えない生涯を「決して悪くはなかった人生だ」と回想する。僕は物語の中で彼と共に生き、そして死に、明日からも生きていく。