Primeval

本来命を宿さない鉱物が命を宿したかのように有機的に生えている様は、自分の想像を大きく越えており、ずっと見ていて飽きることのない光景だった。水の流れる音。水の滴る音。洞内を反響する音。まるで地球の体内を通っているような、そんな気にさせられる。自分が住んでいる日本には、まだまだ自分が想像することのできない空間や世界が広がっているのだと、そう、強く感じた。

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