Virtual Snap

一日中パソコンを触っている僕にとってはディスプレイに映るものも自身が見る風景の一つであると解釈したうえで、これをキャプチャして保存しておくということは、仮想世界におけるスナップ写真に等しいなと思い至った。この考えはリン・フィリス・ゼーガーのインタビューに強く影響を受けている。

私は毎日平均8~15時間携帯電話を使い、リアルな空間を移動するのと同じようにデジタルインターフェース上をさまよっています。私にとって、インターネット上の一瞬を切り取るスクリーンショットとは、写真的な行為なんです。

リン・フィリス・ゼーガー インタヴュー「リアルと仮想空間を行き来するこれからの写真」/ IMA

というわけで、メインディスプレイを定期的にスクリーンショットとして撮影・保存するスクリプトを書いた。

virtualsnap.sh

#!/bin/bash

/usr/sbin/screencapture -m -C -T0 -x ~/path/to/dir/capture_`date +%Y%m%d%H%M`.png

これを定期的に実行にするようにした。

$ crontab -e

30分ごとに実行するように設定。

*/30 * * * * ~/path/to/dir/virtualsnap.sh

これだけだとスクリーンショットは保存されるけど、画像が真っ黒という現象に悩まされた。
環境設定>プライバシーとセキュリティ>画面収録 に入ったうえでcronをホワイトリストに追加することで事なきを得た。
cronのパスは自分の環境だと/usr/sbin/cronだった。

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