/ 2026.03.16 /
maniac /
漆を知る
漆について
漆(うるし)とは、日本、中国、朝鮮半島ではウルシ科ウルシ属の落葉高木のウルシ(漆、学名: Toxicodendron vernicifluum) から採取した樹液であり、ウルシオールを主成分とする天然樹脂塗料および接着剤である。
漆 - Wikipedia
- 硬化するには湿度を必要とする
- 一度硬化すると以下の性質がうまれる
- 耐熱性
- 耐湿性
- 耐酸性
- 耐アルカリ性
- 耐油性
- 防腐効果
- 防虫効果
- 紫外線と極度の乾燥には弱い
漆の硬化について
- 最適な硬化環境は以下のものとされている
- 湿度:70〜80%
- 温度:20〜30度
- 正直目安程度にしかならないというのが個人的な意見
- 湿度が高いと急激に硬化が始まるので、温度は25度くらいにしつつ湿度は60〜70%で6時間程度寝かせて硬化させたのち、湿度を70~80%まで上げた方が縮みが発生しづらい気がする
漆の種類
- 不純物を濾過したものを〈生漆〉
- 生漆の水分を蒸発させ、その後加熱したものを〈黒目漆〉
- 鉄分(鉄粉)を加えて真っ黒に発色させたものを〈黒呂色漆〉
接着剤としての漆
麦漆(むぎうるし)
- 小麦粉に水を少しずつ混ぜて練り込み、お餅ぐらいの粘度になった水練り小麦粉に対して生漆を少しずつ足しながら更に練ったもの
- 小麦粉と生漆は1:1
- 陶磁器や木器の接着剤として使える
パテとしての漆
錆漆(さびうるし)
- 砥の粉1に水を少しずつ混ぜつつ砥の粉がまとまるまで練り込み、その後生漆をを少しずつ足しながら更に練ったもの
- 砥の粉と生漆は1:0.8
- 小さな傷やひび割れなどの目止め・穴埋めや平滑化に使える
刻苧漆(こくそうるし)
- 麦漆に木粉を少しずつ混ぜ合わせてヘラ離れが良くなるまで練ったもの
- 麦漆と木粉は1:1
- 大きな欠けの埋めや造形を盛る際に使える
塗料としての漆
- 黒漆を作る場合は酸化鉄粉を加える
- 朱漆を作る場合は弁柄2(赤色酸化鉄)粉を加える
- 砥の粉(とのこ)は、板や柱などの着色・目止めや漆器などの「塗り下地」。あるいは、刀剣を研いたりする粉。(砥の粉 - Wikipedia) ↩
- 弁柄(べんがら)、あるいは酸化鉄赤(英語: Red Iron Oxide )は、赤色顔料・研磨剤の一つ。 (弁柄 - Wikipedia) ↩