/ 2026.02.01 /
3-6 /
感情の階調と解像について
何かを感受し、心の底から湧き上がってくる感情。その感情を捉えようと思ったとき、手に取るようにはっきりと分かる感情もあれば、曖昧模糊としていて全く捉えどころのない感情もある。自身の感情と向き合うために、僕は僕なりの物差しを用意している。感情を一枚の画像として考えるのである。そして、その画像は三つの要素で構成されている。
一つ目は〈モチーフ〉である。これは自身では決める(コントロールする)ことのできない、湧き上がってくる感情のそのものである。
二つ目は〈階調〉だ。色数と呼び変えても良いかもしれない。そして感情の色は感情のベクトルであり、つまるところ喜怒哀楽といった心の向きである。画像として考えた場合、例えばGIF形式の画像ならば最大256色まで表現できるし、PNG形式ならば1,677万色だ。階調が貧しくても、なんとなくは絵の内容を知ることができるが色つぶれが発生し、本当は違う〈モチーフ〉なのに、同じ〈モチーフ〉として描画されることがある。
三つ目は〈解像(度)〉だ。これは感情を表現するときに用いることができる「言葉」の種類や数、つまり「語彙」だと考えている。画像として考えた場合、ドット絵を想像してみてほしい。1ピクセルだけで表現される画像は、塗りつぶされたただの四角となる。これでは〈モチーフ〉が何なのか知ることは出来ない。ピクセル数が増えるごとに解像度が上がり、描画されている〈モチーフ〉がよりはっきりとしてくる。
以上の三要素が組み合わさることで、自身の感情が画像として浮かび上がる。じゃあ、どうやったら階調を豊かにできるのか?じゃあ、どうしたらより解像できるのか?画像として考えるならば、どうやればRAW形式に近づけることができるのか?
ここまでそれっぽいことを書いておきながら、実のところ何か答えを持っているわけではない。ただ、感情と画像のアナロジーによって、何か掴めることがある気がしている。
紙芝居



