251123

夏の砂浜に打ち寄せるさざ波のような雲が、見上げた冬の空に薄らと漂っている。もう11月も店じまいを始める頃となり、いつの間にかコートを羽織る季節になっていた。一日一日をどれだけ噛みしめようとしても、その甲斐無くあっという間に通り過ぎていってしまう。「雪が降る前にタイヤ交換しないといけないな」と思いつつ、毎年気づくと初雪が降り、慌てて車屋さんにタイヤ交換の予約をいれる。けれど直近数週間は既に予約で埋まっており、自分のカレンダーと睨めっこしながら悩んでいると「あの、交換できるという確約はできないのですが、お店で待ってもらえたら空き次第案内しますよ」という店員さんに言われ、開店時間からお店の中で待たせてもらう。この流れを何年も繰り返している。

許さない自分を赦し、認め、全てを、全てを許していく。
深く息を吸う。血が巡る音がする。

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