寝る前に

あれからも寝る前に少しずつ中原昌也の『作業日誌 2004→2007』を読んでいる。2日に1度の頻度で「死にたい」「消えたい」的なことを日記に綴っており、なかなかヘビー。寝る前に読むものではないかもしれない。起こった出来事をどう捉え、どう解釈するかで、その人の中でその出来事がどういう出来事だったのかが決まると思っているんだけれど、この人はとにかく出来事の悪い面ばかりを注視していて、例えば些細な良い出来事がいくつかあったとしても、「レジの人の態度が悪かった」みたいなことで、その日一日が台無しだと思ってしまうような、そういう傾向を強く感じる。そして、自分も参ってるときはこうなるよなあ、と内省する。

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